中国から書画家招き

「第25回全日中展・日中書画芸術大展」盛大に開催

第25回全日中展・日中書画芸術が11月1日から6日まで埼玉県立近代美術館で開催された。日本と中国の多くの画家の作品が展示され、期間中、書画ファンで賑わった。

●特別企画展「美しい日本・美しい中国」
●中国精英書画家代表団訪日展を同時開催

 第25回全日中展・日中書画芸術展が11月1日から6日まで埼玉県立近代美術館で開催された。日本と中国の多くの画家の作品が展示され、期間中、書画ファンで賑わった。また、特別企画展:美しい日本・美しい中国、中国精英書画家代表団訪日展が同時開催された。同展の招きにより来日したのは、中国著名彫刻藝術家の時鵬成大師(団長)、著名玉彫刻大師の孫有庚、著名琴制作者・演奏家・書画家の李成、著名書法家の王暁平、琴演奏家の蒋絹平の各氏を含む26名の芸術家。また、中国著名山水画大家の熊緯偉氏と、同氏の弟子で著名画家の呂居栄氏の作品も展示した。

   なお、同展は、総合水墨画会、一般社団法人日中協会が企画主催。全日本中国水墨芸術家連盟、「水墨之友・美術世界」雑誌社、東京画院、NPO法人日中文化芸術交流協会が協力。外務省、文化庁、中国大使館文化部、国連広報センター、朝日新聞社総局、読売新聞社、毎日新聞社、東京新聞支局、公益社団法人日中友好協会、日中文化交流協会、華人関連新聞社・雑誌社、埼玉、静岡、栃木、佐賀、大分、岡山、岩手、群馬、愛媛の各県が後援した。1日午後1時から開幕式、午後5時から懇親会を開催した。

◆鐘海明・訪日代表団団長「日中文化交流に意義」

 午後1時から埼玉県立近代美術館で開催された開幕式では、中国精英書画芸術家代表団の鐘海明氏(団長・文学作家・書法家)が挨拶した。鐘氏は「第25回全日中展に出席できたことは光栄。中国と日本は隣国。文化を通じて交流、友好、理解が深まるよう希望している。中国と日本の交流は隋や唐の時代から始まっている。中国の茶の文化、道教、密教などの宗教が日本に大きな影響を与えてきた。今回、我々は、日本の文化を学ぶために訪日した」と語った。

 また、「日本には中国の影響が調所に見られる。特に医学は中国の影響を受けながら、中国より大きく発展してきた。今後も中国から優れたものを日本に持ってきて交流を深めるよう努力したい。今回の我々の訪日が中国と日本の懸け橋の役割が果たせたら幸いだ」と語った。

 テープカットの後、表彰式が行われた。冒頭、全日中展顧問で書道家の小林芙蓉さんの揮毫が行われた。羽織袴姿の横笛奏者の厳かな笛の音をバックに、「水」と大書し、会場の大きな拍手を浴びた。小林さんは「たくさんの人が集まれば、たくさんの気が集まる。私は天・地・人の気を集め、それをエネルギーにして書を書いている」と述べた。

 さらに川端康成の名作『古都』のその後を描いた映画『古都』が11月26日(京都先行)、12月3日から全国ロードショーとなるが、この映画の題字『古都』も小林さんが大書し、映画の中でも小林さんが書道の教師役で出演し、揮毫の模様も出てくる。「この文字でエネルギーが感じられると思う」と付け加え、「最近、中国へ行く機会が多いが、その際、論語を書き添える。今後、ますます日中関係のために力を入れていきたい」と決意を語った。


◆白西紳一郎・日中協会理事長が日中酒道語る

 続いて一般社団法人日中協会理事長の白西紳一郎氏が挨拶した。白西理事長は、「全日中展の良いところは、私より上手い書と、私の方が勝ったと思える書があること。これらの書を見ると元気が出てくる」と前置きし、「来年は日中国交正常化45周年を迎える。喜びもあるが歴史を引き継いでいかなければならない。反省もしなければならない年だ」と語った。

 また、「阿倍仲麻呂は717年に唐に渡った。それからちょうど1700年になる。日本は中国から書道や茶道を学んだが、私は、酒道という文化を広めようと、昨年、日中酒道協会を設立した。中国には強い酒が多い。そこで日本の酒を水代わりに飲み、中国の酒を味わう。これが日中酒道会の方針だ」と語った。

 さらに「鑑真は中国から日本にやってきた。一方、阿倍仲麻呂は日本から中国へ渡った。私ども文化人は偉人の志を引き継いで、日中文化交流を盛んにしていかなければならない。全日中展も宇俊之さんの努力で25年間も続いている。皆さんも書画の向上のために頑張ってほしい」と語った。

 詩人の太田雨花さんは、作家・村上春樹氏との交流を語りながら、「これまで4000を超える詩を書いてきた。詩集も3冊出版し、グーグルのお薦め図書にもなっている。来年は4冊目を出版したいと思っている。最近、地球温暖化が一段と進んでいる。私は30年前から危機感を持ってきた。そこで新しい詩集の題名を『人類と地球』にしようと思っている」と語った。

また、「フェースブックで村上氏と交流した時、840の詩を発表した。この詩は、村上さんはもちろん、安倍総理にも読んでいただき、雅子様にも宮内庁を通して贈呈している。今後も私なりに人類の役に立つ活動を続けていきたい。毎日、湧き水のように出てくる詩を出版するために頑張りたい」と語った。

◆宇俊之・全日中展会長「懸け橋の役割に感謝」

 全日中展の宇俊之会長は「全日中展もお陰様で25回目を迎えた。会の発展のために尽力された方々に感謝したい。私は在日中国人として30年間にわたって日中の懸け橋の役割を果たさせていただき光栄に感じている。特に鑑真の故郷・揚州の文化財産を日本に持ってくることができて、大きな力になった。今後もご支援をお願いしたい」と語った。

 全日中展顧問の白浪氏は「日本に来て30年が経った。年齢を重ねたが、絵は上手になった。30年間、一度も中国へは帰っていないが、中国の書画の進歩はすごい。だから文化交流は大きな意義がある。日中交流は素晴らしい」と賛嘆した。

   この後、表彰式が行われた。対象者が次々とステージに上がり、表彰状を受け取った。最後に書法家・国家一級美術師の李成と中国泰州禅涓書法古琴社社長の蒋絹平の2氏が、中国に伝わる古筝の名曲を奏で、団長の鐘海明氏が小林さんの実演について「小林先生の実演は真剣な作法から、天・地・人から気を集め、心身一体となってから揮毫を始めた。まさに『道』の状態を入り、精神の浄化と昇華を進みながら揮毫が進んだ。書を書く過程は神聖なる儀式となった。また、書かれた字は漢字や、その由来、秘められた世界を一層理解を深めることになった。中国の書道家も大いに参考となった」と語り、古筝の調べに乗せて太極拳を披露して日中文化交流を称えた。

【受賞者】

・内閣総理大臣賞 小林きみゑ

・衆議院議長賞 前平龍幸

・参議院議長賞 坂田憲治

・外務大臣表彰 若狭若州

・文部科学大臣賞 田中円

・村山富市元総理賞 佐藤雅子

・金賞 本田一誠

・読売新聞社賞 大嶋志げ美

・読売新聞社国際賞 櫻井路桜

・朝日新聞社国際賞 島影美風

・東京新聞社賞 小林芙蓉 

・毎日新聞社佳作賞 朝倉努

・埼玉知事賞 陣内秀華

・日中芸術賞 浅川邦子

・日中友好賞 助川照子

・「水墨之友・美術世界」雑誌賞 小山汀雪

・全墨連特別賞 尾高浩羽

・全墨連記念賞 風間経子

・埼玉県議長賞 田仲勇一郎

・審査員記念賞 馬場路龍

・日本総合水墨画会会長賞 小原波津

・日本聴雨会会長賞 永井済武

・無鑑査 古谷初枝

・優秀賞 小川翔亭

・優秀賞 船野善江

・優秀賞 陳見発

・優秀賞 米田由美子

・特選 諸見里安榮

・力作 高橋良夫

・寿賞 萩原済孝

・会員推薦 判治要一

・会員推薦 椎名芳子

中国精英書画工藝芸術家代表団

1 代表団団長・亜細亜国際伝媒総裁 
鐘海明 /Zhong Hai Ming

2 代表団副団長・中国国家美術家学会会員
銭根成 /Qian Geng Cheng

3 代表団副団長・書画収蔵家
・アメリカ国籍の袁天祜

4 中国報告文学協会会長
王暁濱 /Wang Xiao Bin

5 傅永年 /Fu Yong Nian

6 唐玉蓮 /Tang Yu Lian 

7 陳治木 /Chen Zhi Mu 

8 邵才生 /Shao Cai Sheng 

9 石文生 /Shi Wen Sheng 

10 陳  展 /Chen Zhan  

11 汪  来 /Wang Lai 

12 李淑霞 /Li Shu Xia 

13 鐘義波 /Zhong Yi Bo 

14 汪逸雯 /Wang Yi Wen 

15 施愛萍 /Shi Ai Ping 

16 孫美珍 /Sun Mei Zhen 

17 陳曉琴 /Chen Xiao Qin  

18 童幸欣 /Tong Xing Xin 

19 幸健敏 /Xin Jian Min 

中国江蘇省書画工藝美術家代表団


20 时鹏成 /Shi Peng Cheng 

21 孙有庚 /Sun You Geng  

22 王晓平 /Wang Xiao Ping     

23 赵桂香 /Zhao Gui Xiang    

24 李  成 /Li Cheng 

25 曹明霞 /Cao Ming Xia 

26 蒋娟平 /Jiang Juan Ping

(中文)【追记】

第25回全日中展书画新局・琴拳书画动静交替道法古贤

   秋风乍起寒还暖,红叶金秋诱人来。11月1日至6日在琦玉县近代美术馆举办的【第25回全日中展】,以日中双方出品400余幅的规模顺利展出,会展体现了全日中展一贯的“兼容包蓄、多元交流”的风格,参展的日中书画界内外人士都领受了日中交流的新收获,道是寻常却也有非常之处。全日中展最高顾问、92岁高龄的前首相村山富市为本题字“交流友爱・和平万代”,著名日中友好人士海江田万里、浜田和幸等一如既往地为本展提供了书法新作表示支持祝贺以外,还有白发苍苍的日中协会理事长白西绅一郎克服行动不便路途遥远赶来出席开幕式,他在大会发言说到:“全日中展已经举办25回了,我从50多岁支持到快80岁了,今后还要支持下去。”白西理事长的幽默发言追古述今,说到日本遣唐使阿倍仲麻吕从日本远赴中国最后故于中国,而中国的鉴真和尚则是从中国远赴日本最终献身日本,他们是我们值得纪念学习的日中友好大使前辈。主办代表、会长宇俊之说道,在日中朋友的大力支持下,全日中展已经办了25回,作为日中文化交流的桥梁感到非常光荣,也作为中华文化的传播者感到非常自豪,对村山富市前首相以及诸多日中友人的大力支持表示感谢。大会并为组织中国书画艺术家来日参展成绩显著的上海事务所主任瞿福元先生颁发了【日中文化交流和谐大使奖】以资表彰。全日中展顾问、参議院議員西田实仁因公务缠身未能出席开幕式,却在展期中抽空来到会场,用流利的中文和中国书画家交流,令大家分外高兴。11月4日中国书画家代表团参观国会,正值众议院开会讨论TPP法案,内外气氛比较紧张。但中国书画家犹如老朋友来访,非但不用通过安检,还可以参观自民党总裁办公室使中国朋友们大有开了眼界的感慨。

日中演奏家の伴奏で太極拳披露する鐘海明団長

著名書道家小林芙蓉先生の笛伴奏の中で揮毫書写

   本展连续三次设置 “美丽日本・美丽中国作品展” 的专题展项,从日本壮丽的富士山到中国巍峨的黄山,都有日中作家的精彩水墨表现,观众悦目赏心,纷纷发出“日月同天,自然共享”的感叹,赞扬和平交流之宝贵。著名画家马骁、白浪、顾哲刚、王荻地、宇俊之、王伟义、刘济平等提供了融合日中审美特色的佳作,集中展现了在日画家的多年交流的成果。
   全日中展秉承“天生我材必有用”、“不拘一格降人才”的精神募集中华人才参展,给日本友人送来了中华文明孕育出来的各种人才,特别是跨界人才的他特色作品演出,显示了中华传统中琴棋书画一体的古风修养以及文武双并举动静结合的综合才能,以及禅道入书画的修行传统。本次中国书画家代表团团长・亚洲国际传媒总裁・北京武术家协会九翻武道研究会会长钟海明先生,因倡导武术中“三术”(技术、艺术、医术)三位一体而组团参加全日中展,他在现场观看了日本书道家小林芙蓉在古朴跌宕的笛声伴奏声中挥毫表演后,上台赞扬小林的书道是集“天地人”之精气神而挥毫布道的高深艺术,是庄严神圣之下修心修身禅书一体之内涵,值得称道和研究。小林芙蓉女士如遇不可多得的高手知音一般,高兴地感叹日中文化艺术的同源共通。随即钟海明先生即兴邀请日方笛子演奏家伴奏合作,表演了一段太极拳,同时在扬州古琴表演家兼书画家李成先生也同场助兴,钟海明先生在笛子和古琴的同时弹奏声中稳健开合、抑扬顿挫、收放自如,和小林芙蓉女士在笛声伴奏中挥毫落笔一样有异曲同工之妙,尽显中华文化中贯通与所有艺术中的文武之道中、阴阳相济、动静交替的深奥韵律。

中国書画家代表団の皆さん自民党総裁室にて合影

国会参観後の集合写真                                 

   钟海明先生还为本次全日中展带来了严印(钟义波)、李淑霞二位修心“居士”书画家。钟义波功力非凡,其道佛人物尤为精湛,配以高妙书法,件件皆神来之笔深邃之作,禅意十足。李玉霞则因得高人指点,缘起 “佛”和“龙”二字,均为整张独字大作,摄人心魄。其他几位传统国画高手邵阿才、陈展、石文生、傅永年等,无论画的是山水大川、还是雄鸡报晓、牡丹绽放,其笔势雄健,墨气纵横,书画并强,日本书画家中有受中国书画影响大的,也多少具有以上特征。反之,日本本乡本土的作品则具有逼真、细腻、精巧、感时等等特征。日中作品各具自己的审美特征,和而不同,大家都认为交流的重要和无限,尽享其乐无穷。
   在当代书画家的精彩作品以外,还有著名收藏家・事業家汪来、袁天钴、陳曉琴、陈治木带来他们的收藏品展出,在一幅幅古色古香的古画面前,观众感受到了千百年的时差,领略到了中国画艺术的源起和古风。
   本展参加者中最年少的是在读大学生童欣欣,她出品的书法作品,深得启功书法之精髓,尤其得到了来到会场的日本友人中琦惠、松琦修明、内山博等的称赞。原侨联干部黄虹的花鸟作品清丽和美,也获得好评。

【江苏书画艺术代表团】艺跨门类时范今昔

江蘇省工芸芸術家代表団展示会場

南京書画芸術家代表団国会訪問中の記念写真

   这次还有一个亮点,就是扬州雕塑家时鹏成组队的江苏省书画艺术代表团,具有横跨多种艺术门类,时间上包括今昔的书画艺术,可谓视听皆精彩。
   原为公职干部的李成,现为中国一级书画师。他的艺术成就具有传奇色彩。在工作之余数十年坚持书画和古琴修练,从“琴棋书画”第一课开始修炼,让古琴韵律与书画韵律互相影响和推动,退职后书画艺术和古琴技艺均通达至相当水平,举办书画展并开办古琴学塾,蜚声远近,全日中展会场上来客们,观其遒劲飘逸法度严谨的书法作品和构图新奇色彩丰富的绘画,听其自作自弹的古琴,说是看到了中国古代文人画家的当代风采。
   玉石雕刻家孙有赓和奇木雕刻家时鹏成可谓立体艺术之“双奇”。 孙有赓是江苏省工艺美术大师,作品在秉承扬州玉雕传统工艺的基础上,大胆创新,以艺驭工,创造出一大批风格空明淡远、意境幽远的玉雕任务山仔作品,颇受好评。时鹏成(艺名玄清)的根雕作品题材广泛,内涵深具中华传统典故,外形又追求天然奇绝,常常让人拍案叫绝。他展出的树根仿字作品“福”和“寿”,盘根错节的老树根居然能够自然形成复杂的汉字,时鹏成介绍是“踏破铁鞋”找来的,让人惊奇语塞。
   中国书画国际大学教授王晓平自幼习练书画,数十年临池不懈,书画作品空灵飘逸、骨骼清奇,墨色淋漓,清新亮丽。才华并茂的女性具有的优雅风度在作品中大有表露。
   本次南京代表团还带来一位省美协会员吕居荣作品及其恩师、已故画家熊纬书的遗作,带来了精湛的传统国画和绵绵不绝的师生情谊。应要求重点介绍熊纬书先生的艺术。
  熊纬书(1914—2002),号卷庵,别署大别山人、高江急峡歌者、水火小室主人、放之等。1914年出生于河南省商城县一个书香世家,他自幼就在祖父和父亲的指导下研读古今典籍,经史子集、释老歧黄,无不涉猎。稍长,又拜著名画家黄伯芗、徐操为师,学习国画和书法。拜著名诗人赵元成为师,学习格律诗。抗战爆发后,熊纬书身怀一腔报国志,投笔从戎,入国民政府军事委员会委员长行营任书记(秘书)。抗战胜利后,先后任安徽省省报编辑,中国历史档案馆协修。后任中国第二历史档案馆工具书编辑处负责人兼南京大学历史系客座教授。1970年,被下放到江苏高邮当农民直至1979年落实政策。熊纬书文史哲艺无不涉猎,一生都未放弃过钟爱的诗书画艺术,晚年书法掘厚,以锥画沙,印印泥笔法入画,山水笔力苍劲朴厚,以浅绛为宗,有遗贤古风。熊纬书的山水画苍茫浑朴,若文人魂归家山故里。2002年,熊纬书以耄耋高龄病逝于南京,有《卷庵诗文》、《熊纬书书画集》、《沉雄浑朴--熊纬书百福精品画集》行世。 他一生饱经风霜,喜怒哀乐愁五味杂陈。在自己的诗词和书画题跋以至山水画中,他对人生炎凉的感悟多有流露。

(全日中展事务局工藤燕萍报道)